埋伏歯(永久歯が生えてこない)

    矢口渡・池上・武蔵新田、のびのび歯科・矯正歯科で先天性欠如(永久歯が生えてこない)の治療

    埋伏歯(まいふくし)とは、永久歯が生えるべき時期に、顎の骨や歯肉の下に埋まってしまい、口腔内に出てこない歯のことを指します。
    通常、乳歯が抜けるとその位置に永久歯が自然に生えてくるものですが、埋伏歯の場合は何らかの原因で永久歯が正常に生えてこないため、歯が隠れたままの状態になってしまいます。

    埋伏歯は、特に上顎の犬歯や親知らず(第三大臼歯)に多くみられますが、その他の永久歯にも起こる可能性があります。
    埋伏歯があると、周りの歯や顎の成長に影響を与えたり、噛み合わせが乱れたりすることがあるため、適切な治療が必要です。

     

    埋伏歯の主な原因

    埋伏歯が生じる原因には、いくつかの要因が考えられます。
    以下に代表的な原因を挙げ、それぞれの影響について解説します。

    歯の発育の異常
    永久歯の発育が遅れたり、正常に形成されなかったりする場合、歯が正しい位置に生え出てこられないことがあります。
    また、顎の中で永久歯の方向や位置が異常である場合も、歯が埋伏してしまう原因となります。

    顎のスペース不足
    顎の大きさに比べて歯が多い、または歯が大きい場合、永久歯が生えるための十分なスペースがなく、顎の中で歯が埋もれてしまうことがあります。
    特に、上顎の犬歯は埋伏しやすく、場合によっては他の歯を圧迫して歯列全体の乱れにつながることもあります。

    乳歯の晩期残存
    通常、乳歯は永久歯の萌出(生えてくること)に伴い、その歯根が自然に吸収されて抜け落ちますが、何らかの理由で乳歯が残ってしまうことがあります。
    乳歯が抜けずに長く残存していると、永久歯の萌出を妨げることがあり、このような場合も埋伏歯が生じることがあります。

    歯肉の線維化
    乳歯がう蝕(虫歯)や外傷で早期に抜けた場合、抜けた部分の歯肉が硬くなり線維化することがあります。
    歯肉が硬くなると、その下にある永久歯が生えにくくなるため、埋伏歯となるリスクが高まります。

     

    埋伏歯の対応方法

    埋伏歯の治療は、年齢や埋伏している位置、歯の成長状態によって異なります。
    当院では、患者さま一人ひとりの状況に合わせ、最適な治療方法を検討しています。
    以下に、埋伏歯に対する一般的な対応方法について詳しく説明いたします。

    経過観察

    埋伏歯が見つかった場合でも、精密検査で自然に生えてくる見込みがあると判断される場合、すぐに処置を行わずに、成長とともに歯が自然に出てくるかどうかを待ちます。
    経過観察の間は、3~6か月ごとにパノラマレントゲンを撮影し、埋伏歯が動いているか、あるいは萌出の兆しが見られるかを確認します。
    定期的に状態を確認することで、必要があれば早期に適切な対応ができるよう備えます。

    残っている乳歯の抜歯と埋伏歯の萌出促進

    乳歯が抜けずに残っている場合、埋伏歯が出てくる妨げとなっていることがあります。
    このような場合、晩期残存の乳歯を抜歯し、永久歯が生えるスペースを確保する処置を行います。
    ただし、乳歯を抜くと周囲の奥歯が前に倒れてしまう可能性があるため、抜歯する際には倒れ込みを防ぐ装置を併用することが一般的です。
    乳歯を抜いた後、埋伏歯が正常に生えてくるかどうかを観察し、必要に応じてさらに対応を進めます。

    開窓術(埋伏歯の萌出を促すための手術)

    乳歯が早期に抜けてしまったり、外傷や虫歯で喪失した場合、その部分の歯肉が線維化し硬くなってしまうことがあります。
    歯肉が硬くなると、その下にある永久歯が生えにくくなり、埋伏状態が続くことがあるため、このような場合には開窓術を行います。
    開窓術は、局所麻酔を施した上で、歯肉を少し切開し、埋伏している永久歯の歯冠部分を露出させる処置です。
    これによって、永久歯が自然に生えやすくなり、歯肉の線維化による障害を取り除くことができます。この処置後は、歯が自然に生えてくるのを待ちます。

    開窓牽引術(埋伏歯を引っ張り出すための手術)

    埋伏歯が顎の中で正しい方向に向かっていない場合、矯正治療による牽引を行うことがあります。
    開窓牽引術は、埋伏歯の歯冠を手術で露出させた後に矯正装置を取り付け、少しずつ埋伏歯を引っ張り出して正しい位置に誘導する方法です。
    この処置では、矯正の力を適切にかけながら、埋伏歯が周囲の歯や顎の成長に影響を与えないよう、慎重に位置を調整していきます。 開窓牽引術は、正確な技術と時間を要しますが、埋伏歯が正しい位置に誘導されることで、将来的な歯並びや噛み合わせが改善されるメリットがあります。

     

    埋伏歯治療の流れ

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      矢口渡・池上・蓮沼・武蔵新田・蒲田の歯医者、のびのび歯科・矯正歯科の埋伏歯(永久歯が生えてこない)の治療の流れ
      初診と診査
      まずは、レントゲンやCT撮影を行い、埋伏歯の状態を確認します。
      位置や方向、周囲の骨や歯肉の状況を把握し、どの治療法が最適かを検討します。
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      経過観察
      自然萌出が期待できる場合は、経過観察を行いながら、3~6か月ごとにパノラマレントゲンで位置の変化を確認します。
      自然に萌出する可能性が低い場合は、他の治療方法へ進みます。
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      矢口渡・池上・蓮沼・武蔵新田・蒲田の歯医者、のびのび歯科・矯正歯科の埋伏歯(永久歯が生えてこない)の治療の流れ
      治療方法の選択と準備
      必要に応じて、乳歯の抜歯や開窓術、開窓牽引術を選択し、治療計画を立てます。
      治療に進む際は、親御さんとお子さまに対して、治療方法やリスク、治療期間について詳しくご説明し、納得していただいた上で進めます。
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      治療開始
      選択した方法に基づき、治療を進めます。
      治療後も定期的にレントゲン検査を行い、埋伏歯が正しい位置に生えているか、噛み合わせや周囲の歯に影響がないか確認しながら進めます。

     

    矯正無料相談を行っております

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    当院では、お子さまの歯並びや埋伏歯を含む歯の成長に関する無料相談を行っています。

    親御さんとしては、「永久歯がうまく生えてこない」「噛み合わせが気になる」など、日々の小さな心配が尽きないことと思います。
    当院では、私自身が子どもの親としての経験も踏まえ、親御さんに寄り添いながら、ひとつひとつ丁寧にお話を伺い、ご安心いただけるご説明を心がけております。

    お子さまの歯並びや矯正に関して、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

     

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